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アースデイ東京2021を終えて。事務局長河野より

アースデイ東京2021にご来場いただいた皆さま、映像をご視聴いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

昨年に続き、今年も新型コロナウイルスが猛威を振るう中での開催ということもあり、どのような形で4月22日(アースデイ)を迎えれば良いのか、実行委員会で時間をかけて議論を重ねてきました。

アースデイ東京は ”市民手作り・草の根の運動”として20年場づくりを続けています。誰もが参加でき、誰もが平等に1票を投じることができ、誰もが主役になることができます。平等性を大切にしているわけですが、ものごと1つ決めるのにとても時間がかかります。面倒です。関係者も長年関わっている人たちが多いため「時代遅れ」と揶揄されたことも多々あります。

そんなアースデイ東京に事務局として5年関わってきたのですが、風向きが少しずつ変わってきたように思います。今年は30を超える学生団体が参加してくれました。学術的な要素を取り入れたシンポジウムの開催やアメリカのアースデイとの具体的なアクションなど、今までにない連携や取り組みが生まれてきています。

その結果として、今年のアースデイ東京は9日間開催になりました。 激甚化する自然災害、コロナウイルスの脅威、迫り来る気候危機に対して指を加えて待っているわけにはいかないという一人一人の意思の表れが、9日間のアースデイに繋がったのではないかと思います。

環境も、社会も、誰かに任せておけば良いという時は過ぎ、一人一人が本気で向き合っていかなければいけない時代に突入しました。

お客様として、視聴者として参加いただいた方は、自らできる小さな1歩を踏み出していただけたら何よりです。そして、アースデイ東京のアクションは続いています。毎日がアースデイな社会になるよう、一緒に行動していきましょう。

アースデイ東京2021実行委員会 事務局長 河野 竜二