アースデイ東京2024を終えて

アースデイ東京2024プログラムが終了しました。

2023年末に実行委員会でテーマを地球環謝祭〜みんなでつくるみらのせかい〜と決め、準備を始めた矢先に起きた能登半島地震。

現地でいち早く支援活動を始められたOPEN JAPANメンバーの元に伺い、目の当たりにしたのがボランティアスタッフの人手不足で、アースデイ東京としてどのようにこの課題に向き合えるかを実行委員メンバーと話し合うところから、今年の開催準備が始まりました。

アースデイ東京の活動目的は環境イベント開催ではなく「多様ないのちがともに生きる、持続可能な愛と平和の社会を創る(定款抜粋)」です。この目的を軸に考えると本当は現地でスタッフの皆さんと汗をかき、目の前で困っている被災者の方達に寄り添うことが大切なのではという意見もありました。現地で頑張っている人のSNS投稿を見るたびに心苦しくなりながらも、アースデイに向けた準備を進めてきた、というのが本心でもあります。

結果的には、各会場で出展者に協力していただいた募金大作戦や、代々木公園でアースデイ東京初となる防災エリア「震災支援・防災・フェーズフリーエリア」の設置、炊き出し体験、防災食料理教室などを形にし、企画者、出展者、参加者の垣根を超えて被災地への支援、そしてこれから起こりうる震災に向けた啓蒙・啓発を行うことができました。 

みんなでつくるみらいのせかい

そして、テーマでもある「みんなでつくるみらいのせかい」の「みんなでつくる」を体現するプロジェクトとして、新渡戸文化学園の生徒とのメインビジュアル作成や自由の森学園やアースデイ東京ユースたちによるユースエリア(代々木公園)の設置、小学生チームによるグレタさん映画上映会など若者たちとのプロジェクトが形になったことも大きな成果に思えます。今年はアースデイコンサートの総合司会の1役を、アースデイ東京ユースファウンダーの辻田君が担当しました!彼はなんと誕生日が4月22日(アースデイ)。これからの活躍が楽しみです。

宮下公園ではクリエイターと渋谷ローカルの人達が盆踊りでつながり、アースデイ当日は、世界で最も影響力のあるテックカルチャーメディア「WIRED日本版」とのコラボイベントが形になりました。地球環境という大きな課題に向き合うために、様々なプレイヤーが垣根を超えてつながってきたと実感しています。

今年の開催も、たくさんの方達に支えていただきました。実行委員メンバー、協賛企業の皆様、NPO/NGO出展者、出演者の皆様、改めて本当にありがとうございました。

能登震災支援ボランティアバスツアーにぜひご参加ください

例年であれば精算をまとめレポートを作成し、翌年の準備、という流れですが、冒頭で取り上げた能登半島地震で被災された方へのケアという意味で、このままでは終われません。そこで、イベント開催から具体的な支援・サポートに繋げるべく、このゴールデンウィークで誰もが参加できる能登震災支援ボランティアバスツアーを企画しました。

1人の100歩よりも100人の1歩を。目の前の出来事に向き合い、みんなで行動することで未来を作っていきたいと思っています。ご参加お待ちしています!

アースデイ東京事務局 河野竜二