アースデイ東京2017の2日目は快晴!一日を通して素晴らしい天気に恵まれました。
今年のアースデイ東京の来場者は2日間で12万人。「Lifestyle Shift, NOW!〜未来を創ろう!」をキャッチコピーに掲げ、「農と食」「経済」「エネルギー」の3つのテーマを中心に、トークや展示、商品などを通じて、ライフスタイルを見つめ直すきっかけや「希望ある未来」を提案していきました。
実行委員長のC.W.ニコルさんは、初日のオープニングトークに加え、自らキッチンに立ってアースデイ東京を盛り上げていました。アースデイキッチンではこのほかにもこだわりのアースフードが提供され、終日大盛況!
「食」のテーマとして象徴的だったのが、今年初の取り組みとなった「アースデイ1,000人こども食堂」。近年全国に広がる「こども食堂」の取り組みを紹介し、安全・安心なオーガニック食材を使って、おいしい食事を子どもたちに無料提供しました。
「農と食」「経済」「エネルギー」の3つのテーマを中心に、平和や貧困など、“地球のことを考える”ための幅広い問題を扱ったトークテント。さまざまな世代の方々が参加し、賑わいをみせる姿は、それだけでも希望を感じる光景でした。
「土と平和の春の宴」のステージでは、ソーヤー海さん(共生革命家/東京アーバンパーマカルチャー)、テンダーさん(わがや電力/ヨホホ研究所)など、次世代を担う「ライフスタイルシフト」実践者のトークも活発に交わされました。
このほかにも各実行委員がそれぞれ「今伝えたいこと」をトークで展開。
そこかしこでワークショップが開催されていたのも印象的でした。子どもも大人も一緒になって、目で見て、耳で聞き、体験することができる。アースデイ東京ならではの取り組みです。
一方、白熱した盛り上がりを魅せたのが、アースデイ・コンサート。しっとりと優しい歌声のRyu Matsuyama、ヒグチアイと続き、渋さ知らズが唯一無二の圧倒的なパフォーマンスで興奮の渦へと誘います。
その後登場した自由の森学園の踊りと歌。最後の合唱曲「ケサラ」には、司会のシキタ純さんをはじめ、客席のなかにも涙する人たちが出るほど、心に響く唄声披露してくれました。
今回、並木の渋谷側の玄関口には、「農と食」「経済」「エネルギー」の3つのテーマを象徴するような大きな展示物がありました。これは、千葉県匝瑳市で実際に運用されている「ソーラーシェアリング」のソーラーパネル。太陽光発電をしながら、その下で農業を行うという取り組みです。
「100億円のソーラーシェアリングへ 〜市民ができるエネルギーシフト〜」をテーマに、このソーラーシェアリングを運営する馬上丈司さん(千葉エコ・エネルギー)や城南信用金庫の吉原穀さんらによる対談も行われ、多くの方が熱心に耳を傾けていました。
アースデイ・コンサートのラストを飾ってくれたのは、YANO BROTHERS。会場を一気に温めた後、自由の森学園の学生たちをふたたび呼び込み、全員で『上を向いて歩こう』を歌って会場はひとつに。
アースデイ東京2017は、「啓蒙」から「実践」へのシフトを目指し、メインテーマに「未来を創ろう」を掲げました。実際に来場し、そのヒントは見つけてもらえたでしょうか?ひょっとしたら、「今すぐに」は難しいかもしれません。でも、いつか「その時」が来たときに、ここで見つけたヒントを活かしてもらえたらと願っています。
アースデイ東京2017は終わりましたが、本当は毎日がアースデイ。いつもの暮らしのなかで「地球のためにできること」、小さなことからひとつずつ、始めていきましょう。