日本原水爆被害者団体協議会の皆様、このたびのノーベル平和賞受賞、心よりお祝い申し上げます。
長年にわたり、核兵器廃絶のために取り組まれてきた活動は、私たち全ての平和への願いを体現するものです。
被爆者の皆様が体験された想像を絶する苦しみと、それを乗り越えながらも次の世代へ平和のメッセージを伝え続ける姿に、深い敬意を表します。
核兵器の恐怖と悲しみを知り、世界がそれを二度と繰り返さないための行動を起こす、その重要な役割を果たしてこられたことは、世界中の人々に強い影響を与えました。
この栄誉が、平和のために戦う全ての人々に勇気と希望を与えるものであることを心から願っております。
改めて、日本被団協の皆様の偉業を讃え、心からのお祝いを申し上げます。
核のない世界を目指す、被団協の活動がノーベル平和賞受賞したことを、心から嬉しく思います。広島、長崎の原爆投下で人類は、核の恐怖にさらされる時代を迎えました。戦後80年の間に、その脅威は、どんなに大きなものになっているでしょうか?その現実を深く認識する中で、もう一度、広島、長崎の悲劇を思い起こすことは、とっても大切な、世界へのメッセージになると思います。私自身、広島で被爆し、「はだしのゲン」を描いた中沢啓治さんの残された詩「広島愛の川」を歌わせていただき、核なき世界を訴えてました。これからも、世界から、核が廃絶されることを願って、歌っていきます。
※共同通信社へのメッセージを事務所のご了解をいただいて転載
世界で唯一の戦争被爆国である日本が、核廃絶をリードするに最も相応しい国であると長年思ってきました。
第二次大戦後、おそらく最も緊迫していると言わざるをえない世界情勢の今、ノーベル平和賞に日本被団協が選ばれたことは本当に喜ばしいことです。
本当におめでとうございます。
同時にこれは始まりにすぎません。
世界から核兵器の脅威を無くすため、そして絶対に現代を新たな「戦前」にさせないため、多くの人々が日本被団協と共に意思を発信し行動するべきです。
世界の大多数の人々は平和を望んでいますから。
Our planet faces no more devastating peril than the growing threat of thermonuclear war. Nihon Hidankyo richly deserves the Nobel Peace Prize for its many decades of indefatigable work to avoid a global calamity.
私たちの地球が直面する最も壊滅的な危機は、核戦争の脅威が拡大していることです。日本被団協は、世界的な惨事を防ぐために何十年にもわたりたゆまぬ努力を続けてきたことから、ノーベル平和賞にふさわしい存在です。
EARTHDAY.ORG extends its heartfelt congratulations to the 2024 Nobel Peace Prize winners, Nihon Hidankyo. This grassroots movement of atomic bomb survivors from Hiroshima and Nagasaki, known as Hibakusha, has tirelessly championed for a world free of nuclear weapons. Their dedicated efforts demonstrate that real power lies with people, not just governments. We hope this prestigious win shines an even brighter light on their vital work, reminding us all to heed their warnings now more than ever.
2024年のノーベル平和賞受賞者である日本被団協に心からの祝意を表します。広島と長崎の原爆被害者である被爆者によるこの草の根運動は、核兵器のない世界を目指し、たゆまず活動を続けてきました。その献身的な努力は、真の力は政府だけでなく人々にあることを示しています。この名誉ある受賞が、彼らの重要な活動にさらなる注目を集め、私たちすべてが今こそ彼らの警告に耳を傾けることを思い出させることを願っています。
We were so moved when we first heard the news that the Nobel Peace Prize was Awarded to Nihon Hidankyo, a grassroots movement of survivors from Hiroshima and Nagasaki Atomic bombings on Oct. 11, 2024.
On behalf of the Heiwa Peace and ReconciliationFoundation of New York, we would like to offer our heartfelt congratulations to everyone at the Hidankyo on this prestigious award.
We sincerely hope that the thoughts of the A-bomb survivors for a peaceful world free from nuclear weapons will open the hearts of leaders around the world, including Japan, so that abolition of nuclear weapons will progress.
"Our power may be small, but we are not powerless." We believe that the efforts of those who have been working for a peaceful world free from nuclear weapons have been rewarded. We are particularly happy that the world has recognized the grassroots efforts by the A-bomb survivors, who have dedicated their lives for peace building. This is a moment that we would like to celebrate with those Hibakushas who have gone before us.
We hope that this will not be a momentary joy, but that it will be an era in which the world will concretely work toward the abolition of nuclear weapons, the abolition of war, and the realization of a peaceful world through non-violence.
Congratulations again to everyone at the Hidankyo!
去る10月11日、日本被団協ノーベル平和賞の受賞のニュースを初めて知った時は、心に稲妻が走るような感動を覚えました。
NY平和ファウンデーションを代表して、被団協の皆様に心より受賞をお祝い申し上げます。
被爆者の皆様の思いがこれを機縁に、日本も含めた世界中のリーダーたちの心に平和の願いが届くこと、核兵器の廃絶が進むことを切に念じます。
「微力ではあるが、無力ではない」まさに、核兵器のない平和な世界のために動いてこられた方々の努力が報われたのだと思います。特に被爆者の方々がその人生をかけて動かれていた姿が世界に認められたことが何より嬉しく感じます。今はもうお亡くなりになった方々と共にお祝いしたい瞬間です。
これが一時の喜びでなく、世界中で具体的に核廃絶、戦争廃絶、そして非暴力による平和な世界の実現に向けて動いていく時代になっていくことを願う次第です。
被団協の皆様、おめでとうございました!
日本被団協のノーベル平和賞受賞、誠におめでとうございます。父達雄も大変喜んでいることと思います。
父達雄は福岡県八女市星野村から出征し、広島で被爆しました。戦後原爆の火を星野村へ持ち帰り、原爆犠牲者の供養とアメリカへ報復のための怨念の証として、密かに灯し続けました。時が経ち長い葛藤の末この火は原爆犠牲者の慰霊と核兵器を廃絶して戦争が無い世界の恒久平和を願う火にしなければならない。と思い至りました。現在原爆の火は八女市が引継ぎ平和の塔に灯され核兵器廃絶と恒久平和のメッセージを発信続けています。
現在の様な世界情勢の時、日本被団協のノーベル平和賞受賞は、核兵器禁止廃絶を求めて世界の恒久平和を願って活動されている皆さまに大きな励みとなるでしょう。私も父達雄が願った思いが叶うように、皆様と一緒に精一杯励みたいと思います。
日本被団協のノーベル平和賞受賞の報を聞き、心から喜んでいます。本当に嬉しいです。これまで、つらい記憶を思い出しながら、きつい体に鞭打ちながら、被爆の実相を語ってきてくださった一人一人のお顔が思い浮かびます。すでに亡くなられた方も数多くいます。そうしたお一人お一人のことを今、考えています。
今こそ世界は、被爆者の声に耳を傾けなければなりません。
ノルウェーノーベル委員会は、世界でまた核兵器が使われるかもしれないという危機的状況である今だからこそ、日本被団協に平和賞を授賞してくださったのだと思います。ヒロシマ・ナガサキを、世界のどこにおいても、決して繰り返してはなりません。
そしてまた、日本においても、戦争体験や被爆体験が風化している現実があります。政治家たちが、核抑止力の強化や、核共有までも口にしている状況です。日本被団協の平和賞受賞は、私たちが改めて、日本が唯一の戦争被爆国であリ、核兵器廃絶に向けて世界を主導する役割を担わなければならないということを思い起こす好機です。
日本は、核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。日本政府は、日本被団協に祝辞を贈るのであれば、その中で、日本が核兵器条約への署名・批准を目指すことを明言すべきです。
私は、日本被団協の多くの被爆者の方々から、日本が手にした平和憲法、特に憲法9条がいかに大切であるかを教わってきました。私たちは今こそ、日本の戦後平和主義の原点に立ち返り、武力によらずに諸国民の信頼と国際協調によって平和を作るという原則を高く掲げるべきだと思います。
※ https://kawasakiakira.net/2024/10/11/nihonhidankyo2024/よりご本人の許可を得て転載。
ノーベル平和賞受賞の報に接し、胸がいっぱいです。
私は、広島に生まれ、中学校3年生の時に、日本被団協代表委員(当時)の坪井直さん(2021年逝去)と出会いまいた。涙をぽろぽろと流しながら、後世のために最も思い出したくない体験を語る姿に、「行動する勇気」を学びました。その後、2日間計5時間にわたり、証言を聞き取り、「にんげん坪井直」と題した冊子にまとめたときは、「頼んだよ、若者」と手を握ってくれました。
世界では、核兵器の増強が進んでいます。坪井さんがご存命だったら、憂いていると思います。
このメッセージを書いている10月24日は、坪井さんの3回目のご命日。寂しいです。ノーベル賞は喜ばれているかな。以前は、彼を語り継ぐことに重責を感じていました。それほど偉大な存在だったからです。今もその感覚はありますが、少しでも彼の生き様が伝わるならと思い、アースデイ東京さんのイベントを含め、国内外でお話しています。
核兵器廃絶へ道半ば。これまで尽力してきた皆さんとともに、若い世代も、核廃絶への努力を続けます。
NPO法人世界ヒバクシャ展を創立した故森下一徹は、長年にわたって、被爆者の写真を被団協に提供してきました。それらの被爆者のほとんどは亡くなりましたが、その思いは今も生きています。
アースデイ東京で証言してくださった広島の被爆者、服部道子さんは、今回の受賞で多くの被爆者の死が無駄ではなかったことが証明されたと語っています。核兵器にも原発にも頼らない社会に向けて、私たちも立ち上がりましょう。No Nukes One Love
この度のノーベル平和賞により、核廃絶に弾みがつくことを期待します。ノーベル平和賞受賞後、日本被団協の代表委員、箕牧智之さんは「ガザ地区で平和のために懸命に戦っている人々こそ受賞に値すると思った」「パレスチナのガザ地区の状況が80年前の日本と重なる」と語りました。イスラエルはそのガザに、広島型原爆の4.6倍の量の爆弾を投下したとの調査(※)があります。私達は、現在直面している危機に目を向け、これ以上の犠牲者が生まれないよう、即時停戦のために行動すべきと考えます。
心よりお祝い申し上げます。日本被団協のノーベル平和賞受賞は、長年にわたる核廃絶と平和の努力が世界に認められた証しです。これまで活動をつづけてこられた不屈の信念と献身に深く敬意を表します。声なきものの声を代弁し、被爆の経験が未来へつながる希望となり、全世界の平和への取り組みへとつながることを願っています。この受賞が、核兵器のない平和な世界の実現への重要な一歩となることと確信します。
79年前の8月のあの2日間。熱線と火災とその後の後遺症で苦しみ死んで行った人たちは、どんなにかこの受賞を喜んでいることでしょう。日本被団協の方々は、この79年間、”自分たちが味わった苦しみを誰にも味あわせたくない”と願い、世界から核を廃絶する歩みを続けて来られました。この栄誉ある受賞は、原爆で亡くなった人たちの魂と、被団協の方々のたゆみない努力の結果であり、平和を願う全ての人たちにとって大きな喜びです。
人類は、核兵器を生み出す能力を持っています。
人類は79年間、核兵器を使用しない自制心を持っています。
人類は、この世界からすべての核兵器を無効化できます、きっと。
受賞おめでとうございます。
このNewsは核廃絶の悲願達成半ばで逝かれた全ての魂にも届いていることと思います。
ノーベル財団のコメントは、ノーベル賞発祥当時の基本理念を再認識させるもので、その平和への意思に感謝を捧げます。
一方、ヒバク国である日本に目を向けますと、その為政者たちの対応は世界が当然想像するものとはかけ離れたものです。核配備を容認する政治発言まで出ています。
「現実対応」とは希望ある未来の理想を打ち砕き、軍産複合体をほくそ笑ませる悪魔の言葉です。
ICANの努力により核兵器禁止条約が国際法として発効している今、核を容認する者は“非人道兵器”を擁護する者=絶対悪です。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
この誓いを共にする者として、ヒバク一世の方々が世界から去られる前に、核兵器禁止条約批准、核による威嚇の世界からの根本的脱却を求めます。
日本原水爆被害者団体協議会様
この度は誠におめでとうございます!
当事者として戦争や被爆体験を語ることは想像を絶する心の痛みも伴うものだとお察しします。それらを抱きしめながら切に平和と核廃絶を伝え続け、継承されてこられた68年間の道のり。深く尊さを感じると共に、世界に認められましたことを心からお喜び申し上げます。
私は歌い手として、広島生まれの仏教平和活動家だった曾祖父の意志を受け継ぎ、原爆と平和をテーマにした「祈り鶴」という歌を作り子どもたちと歌いあったり、性被害当事者として市役所・公民館・学校等で「いのちと人権の歌とお話」をさせて頂いています。
今回を機に、核のない世界を生み出す輪がさらに有機的に繋がりあっていき、望む世界が実現していくことを切に願います。共に歩んでいきましょう!
日本被団協の皆様、この度のノーベル平和賞受賞、誠におめでとうございます。長年にわたり、被爆者の声を世界に届け、核兵器廃絶を訴えてこられた皆様のご活動が国際的に評価されたことに、心より敬意を表します。
私は国連SDGsを音楽やエンタメを通じて推進する「Music for SDGs」の代表として、平和をテーマにした映画のプロデュースや映画祭、音楽イベントの開催、デジタルアートの募集に加え、国連子供サミットやオスロのノーベル平和センターでのイベント企画などを通じて、平和と持続可能な社会の実現を目指しております。皆様の活動は、私たちにとっても大きな励みであり、次世代に平和な未来を手渡すための大切な希望です。
今後も、共に平和を願い、力を合わせていけることを願っております。改めて心よりお祝い申し上げます。
日本被団協のノーベル平和賞受賞を心よりお祝い申し上げます。私は戦争を経験していない世代ですが、被団協の皆さまが絶えず戦争の悲惨さや核兵器の脅威、また被爆の苦しみ等を伝え続けてくださったことで、私たち日本人・日本が世界で唯一の被爆者・被爆国であり、この世の中から核を廃絶し、戦争をなくしていくために大きな役割を担っていることを自負している、こうした全国民の意識の統一に非常に大きな役割を果たしてこられたこと、その偉業に改めて敬意を表します。今回、日本被団協様がノーベル平和賞を受賞されたことは、日本のみならず世界にとって大きな希望の光です。2025年は終戦・被爆80年という大きな節目の年になります。今回の受賞を機に、私たちひとりひとりが手を取り合い、核廃絶と平和な社会を実現していきましょう。
日本被団協のノーベル平和賞受賞を心よりお祝いいたします。戦後一貫して被害者である方々が世界中で、憎しみを捨て、二度と同じ被害者を生まないため核廃絶の訴えをし続けてきたことに畏敬の念を覚えます。今回の受賞は終わりではなく始まりだと思います。私たち日本国民が声を上げて日本政府には核兵器禁止条約の批准・署名を求める行動をする事が必要でしょう。平和に向けた国民的議論を盛り上げていくことも含め、弊団体も協力を惜しみません。改めて長年の功績に心より感謝申し上げます。
ノーベル平和賞受賞、誠におめでとうございます。
今は亡き私の父が海上自衛隊出身だったことから、幼い頃から戦争・平和について触れる機会が多い家庭だったように思います。国民の命を守る、という正義感とともに自衛隊に入隊した父がこの知らせをどのように感じたのか語り合ってみたかった。戦争はいけない、殺し合いなどしたくはない、という当たり前のことを踏まえながらも様々な理由で関わらざるを得ない人もいるという大きな矛盾の中、戦争のない世界を創り上げていくためには、それぞれの立場の人たちとの対話が必要なのだろうと感じます。市民手作りの場であるアースデイ東京こそ、その役割を担っていきたいと思っています。