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2011年3月11日に起きた東日本大震災の翌年からはじまった「Peace On Earth 311未来へのつどい」。あの地震で亡くなられた方々、行方不明者お一人おひとりへの鎮魂のため、そして福島第一原子力発電の事故からの教訓を再確認するため、毎年3月11日に開催してきました。
公の力を借りず、有志、市民ネットワークの力だけを頼りに、日比谷公園ではじまったこの市民のつどいは、昨年より会場をライブハウス「渋谷LOFT9」で行っています。今年で14回目を迎えます。
さて、今年、2025年はご存知の通り、私たち日本人にとって第二次世界大戦が終結して80周年、広島長崎被曝80年の節目です。(もちろん80年前3月10日は東京大空襲もありました)
世界の人々が皆、安心して暮らせる土台として「地球環境」があるように、本来「世界平和」も一人ひとりの生活基盤であるはずです。
2021年1月22日に核兵器禁止条約が発効して4年。「核兵器はその存在自体が人道的ではない」と国際的にも決められ、3月初めには、ニューヨーク国連本部で、核兵器禁止条約締約国会議が開催予定ですが、唯一の戦争被爆国である「日本」の政府はオブザーバー参加すらしません。「日本」に暮らす市民として失望を感じます。
核兵器を保有する国の存在は、80年前よりずっと「いざとなれば使用する」可能性があり、常に人類にその脅威、恐怖を与え続けているのですから、その意味で、核保有国の姿勢こそ、人類に対してもっとも人道的ではないとも言えます。
核の傘とは、まさにその意味で非人道的暴力の威を借ると同意で、これが戦後の日本政府の弱さであるとも言えます。
広島長崎から被曝80年、私たちは語り部である「被爆者」の実体験のを通して、核兵器が持つ恐怖、凄惨さを学んで、教訓にしてきたはずです。この場合の「私たち」とは、日本人だけでなく人類です。昨年暮れ、人類に向けた「被爆者」たちの人生をかけた活動は、世界で最も権威のあるノーベル平和賞の受賞となりました。私たちが対抗できる力は、まさに国家を凌駕する人類・市民の「平和を望む私たち自身の力」に他なりません。それが真の強さであり、希望です。
今回のPeaceOnEarth311未来へのつどいでは、広島長崎被曝80年「核兵器廃絶」というテーマも踏まえ、今年からはじめるピースムーブメント共に皆さんと考える機会にしたいと思います。
【日にち】2025年3月11日(火)18:30受付|19:00~21:30
【会場】 LOFT9 Shibuya
【アクセス・住所】
〒150-0044 東京都渋谷区円山町1-5 1F キノハウス
※「渋谷」駅から徒歩10分程度。映画館ユーロスペースのあるビルの1階のライブハウス
https://www.loft-prj.co.jp/loft9/#access
【参加費】事前申し込み 2,500円(ワンドリンク付き)
※当日参加は3000円(ワンドリンク付き)となります。
【主催】一般社団法人アースデイ東京/NPO法人ピースデー/一般社団法人アースデイジャパンネットワーク/LOVE&PEACEパレード実行委員会一同 他
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【当日プログラム】
19:00-20:30
<第一部:トークセッション>
311から未来へ!!!今回の交流イベントでは「世界平和」を基調としながら、アースデイ向けて取り組む様々なテーマについてそれぞれ分野で活動するゲストを招き、多様な視点から、改めて、それぞれの分野における「平和とは何か?」について問います。
<出演(予定)>
●元山仁士郎2.24音楽祭実行委員会代表/「辺野古」県民投票の会元代表)
●林田光弘(被団協代表団メンバー/核兵器をなくす日本キャンペーン長崎コーディネーター)
●佐藤タイジ(シアターブルック・THE SOLAR BUDOKAN主宰)※ミニライブも予定!
●河野竜二(アースデイ東京 事務局長)
●常田英一朗(一般社団法人プロギングジャパン 代表)
●山本 乃々佳 (アースデイ東京ユース/学生国会JANP代表)
●Gai Ueno(アースデイ東京ユース 代表) 他 多数
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20:30-21:30
<第2部:名刺交換会 + 食事交流会>
この仲間づくり、このネットワークを通じて、3/30に開催される「祝!日本被団協ノーベル平和賞受賞記念 LOVE&PEACEパレード in TOKYO」、国際的な記念日EarthDay(4/22)やPeaceDay(9/21)における日本のパートを担い盛り上げるメンバーになっていただければ嬉しいです。
<ミニパフォーマンス(予定)>
●環境ミュージシャン adatch 他
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