知る・学ぶ

食の危機からこどもたちの未来を守る。いまわたしたちができること。アグロエコロジーとローカルフード

<アースデイ東京2022夏休みオンライン特別企画>

食の危機からこどもたちの未来を守る。いまわたしたちができること。
アグロエコロジーとローカルフード

 

これまでも食の危機がずっと叫ばれてきましたが
コロナウィルスの蔓延、異常気象、ウクライナ紛争によって
地球規模で、わたしたちの食糧危機がいよいよ現実になってきています。

さらに、培養肉、細胞農業の話題も取り上げます。
本当にそれ大丈夫なの?そんな疑問にもお答えします。

大転換期である今、取るべきステップとは?
食の危機からこどもたちの未来を守るために
いまわたしたちができることを共有します。

マスメディアやSNSでは、
断片的にしか聞けない食の危機の本質、
これからの希望について

日本の種・食糧事情を最も良く知る印鑰智哉さんの分かりやすいと定評のある
プレゼンステーションをゆっくりお聞きいただき、体系的に学びます。

プレゼンの後は、参加者を代表して
鴨川自然王国で半農生活を送る歌手Yaeさんのコメントを含めて
印鑰さんとの対談形式で行います。

もちろん皆さんから質問コーナーもあります。

【日時】8月22日(月)19:00~21:00

【オンライン】ZOOM

【参加】無料

【お申し込み】
Peatixサイトよりお申し込みください。
https://peatix.com/event/3321311/

【ゲスト】
トークゲスト:印鑰智哉
スペシャルゲスト:Yae

【タイムテーブル】
●19:00~19:10 アースデイ東京からご挨拶
●19:10~20:10 印鑰さんのお話し
●20:10~20:30 Yaeさんのコメント&質問など
●20:30〜20:50一般の方のからの質問など
●20:50~21:00 Yaeさん歌

 

【ゲストプロフィール】

印鑰智哉
●印鑰 智哉(いんやく ともや)
アジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はフリーの立場で世界の食と農の問題を追いつつ、OKシードプロジェクト事務局長。2022年から情報民主化プロジェクトを構想・実行中。
ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット』(2015年)、ドキュメンタリー映画『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』(2018年)いずれも日本語版企画・監訳。共著で『抵抗と創造のアマゾン-持続的な開発と民衆の運動』(現代企画室刊、2017年)で「アグロエコロジーがアマゾンを救う」、『イミダス 現代の視点2021』(集英社2020)で「種子法廃止に続いて「種苗法改定」で、農家に打撃!?」を執筆。その他、『世界』(岩波書店)などで記事を執筆。
遺伝子組み換え問題については5カ国(日本、韓国、フィリピン、ブラジル、パラグアイ)で講演。


●Yae(やえ)
本名:藤本八恵  12月14日 O型/射手座
東京生まれ 故藤本敏夫・歌手加藤登紀子の次女。
2001年ポニーキャニオンからアルバムCD「new Aeon」でデビュー。
存在感あふれる「声」で各地にファンの和を広げ、NHKみんなのうたや人気ゲームソフト、ウォルトディズニー生誕110周年記念作品ディズニー映画「くまのプーさん」の主題歌を歌唱。
Yaeの代表曲「名も知らぬ花のように」は、日本ユニセフ協会の東北大震災応援メッセージCM「ハッピーバースデイ3.11」、2015年TBSテレビ60周年企画ドラマ 松嶋菜々子主演「レッドクロス~女たちの赤紙」の挿入歌として起用され反響を得る。小田急ロマンスカーテレビCMのテーマソング「ロマンスをもう一度」(~2018.5)も注目される。
海外ではキューバ音楽祭、サンフランシスコでの世界平和音楽賞の授賞式などに参加。
2016年はデビュー15周年の記念アルバム「alive ~今ここに生きている~」をリリースし、全国24公演ツアーを開催。
2018年には母 加藤登紀子プロデュース「未来への詩(うた)」コンサートをスタートさせる。
2020年10月7日に20周年記念アルバム「On The Border」をソニー・ミュージックダイレクトよりリリース 。同年11月10日には、東京渋谷伝承ホールにて、20周年記念コンサートを開催し全国ツアーも予定している。
現在は、三児の母となり、家族とともに自然豊かな里山「鴨川自然王国」で、農を取り入れたスローライフを送り、ラジオのパーソナリティも務めながら全国でライブ活動を行っている。
福島県飯館村「までい大使」(2011年1月~)、環境省「つなげよう、支えよう、森里川海プロジェクト」のアンバサダーとしてメッセージを発信するなど、国内外を問わず、社会貢献の支援イベント等へ積極的に参加している。
https://www.yaenet.com/

<参考>
印鑰智哉のFacebookより
https://www.facebook.com/InyakuTomoya

気候危機がひどい。熱波や洪水や干ばつ。世界はどうなってしまうのだろうと思う。その中でまさかの戦争。ウクライナに目を奪われてきたが、米国も中国に挑発している。ここで何かが起きれば本当に目も当てられない。極少数の指導者の都合で世界は余計に危険にされようとしている。
 化学肥料の値上がりがひどい。値上がりだけでなく、今後、入手もより困難になりそうだ。これは日本のほとんどの農家にとって大変な事態になる。だから、今こそ政治が動く時なのに、政府が出しているのは価格上昇分の7割の補助…。これでは到底足りない。今でも離農するか迷わざるをえない農家が多いのに、これでは日本から農家はいなくなってしまう。
 危機は同時に好機でもある。そして実に世界でとってもおもしろいことが起きている。それもとても現実的、実利的な方法。その1つはカバークロップの活用。カバークロップを使い始めると土壌微生物が増えだして、化学肥料や農薬の必要がぐんと減る。だから、これを活用すれば化学肥料をうんと減らしても大丈夫。しかも、そのカバークロップには補助金が出るケースも多いから経済的にも大きなメリット。
 実際にこのような動きが世界大で動き出している。かつてない規模で化学肥料や農薬に依存しない農業が拡大するかもしれない。そうなれば土が甦り、気候変動の深刻化要因が減る。まさに好機になる。そして、実際、世界でそんな動きがどんどん出だしている。お金も節約して、土も水も守れる、いいことだらけ。
 さらに大事なのは所得保障。でも国は動かない。現在のまま市場まかせでは農業やれば多くのケースで赤字になってしまう。だからこそ大事なのが産直提携。CSAのように前もって契約して収入保障すれば安心して農家は生産に打ち込めるし、買う側も食料暴騰を怖れなくて済む。これまで、日本の食の画期的な条例は農村型自治体が取り組むことが多かった。今の事態を変えるためには都市型自治体の役割が大きい。都市型自治体と農村型自治体で自治体間提携が可能になれば道も開けるはず。
 地域の食を守るローカルフード条例の可能性について考えてみます。

※参考:ローカルフード法/条例サイトホームページ
https://localfood.jp

※参考:
「食料危機の解決策としてのローカルフード法案・条例その具体的な進め方」
首長、地方自治体議員、自治体職員、住民、必見。
司会:堤未果 
出演:川田龍平、鈴木宣弘、印鑰智哉、水上貴央
https://youtu.be/Hzn1Yeaxp-A

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