12月23日（金・祝）から渋谷シアター・イメージフォーラほかム全国でロードショーされるドキュメンタリー映画『TOMORROW パーマネントライフを探して』の公開前試写会をアースデイ東京オープンミーティングで開催しました。素晴らしい映画だったので、レビューを記載します！
「TOMORROW パーマネントライフを探して」は、フランスで100万人以上を動員するというドキュメンタリー映画としては異例の大ヒット、第４１回セザール映画賞もドキュメンタリー部門で獲得し、主演&監督でハリウッドでも活躍する女優メラニー・ロランが自ら世界を旅して、世界中の市民と共働の中から新しい未来への希望をみつけていきます。
【予告PV】
何故、素晴らしい映画なのか
「TOMORROW/パーマネントライフを探して」は、農業・エネルギー・経済・民主主義・教育、の５つのテーマで、世界中の新しい取り組みを行っているパイオニアたちが続々と登場します。
深刻化する環境問題に対し警戒を鳴らすだけでなく、厳しい現実を受け止めつつも前を向いて豊かなライフスタイルを築いている人々のストーリーは、観ている私達をハッピーな気持にさせてくれる暖かな映画です。環境問題は様々な社会問題と密接に関わっています。そういった意味からも、５つのテーマをバランス良く取り入れている環境映画は本作が初めてといっても過言では無いかと思います。雑誌やネットなどで何となく聞いた事のある世界中の環境活動も、映像でみる事で更に理解が深まっていきます。
ストーリー
2012年、権威ある学術雑誌「ネイチャー」に21人の科学者たちが、今のライフスタイルを続ければ、人類は滅亡するという論文を発表し、世界に衝撃が走った―。クエンティン・タランティーノ監督のハリウッド映画『イングロリアス・バスターズ』で高く評価され、日本でも大ヒットを記録した『オーケストラ!』や『リスボンに誘われて』で知られ、近年では監督業にも進出し、長編映画第2作目はカンヌ国際映画祭批評家週間での特別上映を果たすなど、映像作家としても豊かな才能に恵まれた女優メラニー・ロランが、その衝撃の事実を知り、未来の子供たちのために、活動家・ジャーナリストと多彩な顔を持つ友人のシリル・ディオンと一緒に、未来を幸せに暮らすためのライフスタイルを求めて世界へと旅に出た。
見どころ
「農業」「エネルギー」「経済」「民主主義」「教育」の5つの分野を渡り、パーマカルチャー、トランジション・タウン、ゼロ・ウェイストなど、世界中の新しい取り組みを行っているパイオニアたちが続々と登場。効果的に挿入される、手描きの図解やイラストも楽しく、旅で出会った自然の美しさ、そこに生きる人々のひたむきな表情や無邪気な子供の笑顔に胸を打たれる。これは、人類滅亡を招く“悪”を告発するのではなく、滅亡しない方法を見つけるという、スーパーポジティブな作品で、男女、年代、国境を超えて興味を喚起する、斬新でワクワクするかつてない“提案型ドキュメンタリー”に仕上がっている。新しい世界を創り始めたカリスマやパイオニアたちと出会い、世界とつながる至福と気づきへの2時間の旅。
このホームページをご覧になられているアースデイに関わりのある皆様には、間違いなく共感頂ける内容です。世界中で起こっているハッピーな環境活動を観る事で、今一度私達が地球のために出来る事を考えてみませんか？
第41回 セザール賞ベストドキュメンタリー賞受賞
監督：シリル・ディオン、メラニー・ロラン『イングロリアス・バスターズ』『オーケストラ！』
出演：シリル・ディオン、メラニー・ロラン、ロブ・ホプキンス、ヴァンダナ・シヴァ、ヤン・ゲールほか
2015年/フランス/120分/シネスコ/カラー/原題：DEMAIN /日本語字幕：丸山垂穂/
協力：ユニフランス・フィルムズ/配給：セテラ・インターナショナル/
©MOVEMOVIE – FRANCE 2 CINÉMA – MELY PRODUCTIONS
12月23日 渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
公式サイトはこちらから