アースデイ東京2015オフィシャル勉強会開催
アースデイ東京2015実行委員会では、今年のイベントの3テーマについて知識を深めるための勉強会を順次開催していきます。
「食」第2回は、担当講師に古沢広祐さん、小口広太さんをお迎えして開催します。
■□「食」第2回□■
「 持続可能な食の鍵 “ アグロエコロジー ” 」
「必要なものは作る。余るものは採らない。足りないものは補い合う。」という持続可能な暮らしが、いつしか「食べたいものを買う。採れるだけ取る。売れ残ったら捨てる。」という持続不可能な市場経済に依存した消費生活に陥っています。それが、環境から削り取り、弱者に皺寄せし、将来へツケを廻すグローバル企業に加担する行為であるのに、です。
そもそも食べ物は「自然の恵みを分け頂く賜り物」であっただろうに、いつから「お金で買う商品」になったのでしょうか。2010年10月に名古屋で開催された第10回生物多様性条約締約国会議に合意された愛知ターゲットでは「人と自然の共生」が謳われています。そのためには、「衣食住」を生態系の環の中で賄わなければなりません。
地球のために行動するというのなら、まずはその前に地球環境を壊さない「消費」のあり方を見直し、実践すべきでしょう。それが何より他者を虐げない平和への第一歩であり、将来の子供たちへの最低限の償いでもあるのですから。
アグロエコロジーから学び、市民による日本最大の環境イベント「アースデイ東京」に新しい息吹を吹き込みましょう。
【日時】2015年2月12日(木)18:30〜20:50
【会場】地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
JR山手線 渋谷駅 徒歩10分/東京メトロ銀座線 表参道駅 B2出口 7分
【参加費】500円
【参加対象】実行委員のほか、「食」に関心をお持ちの方ならどなたでも
【備考】講演の模様は写真/動画で撮影し、インターネットで公開させて頂く予定です。
【参加申込】
◆申込はコチラから◆(定員60名程度、先着順)
【講師】
・古沢広祐氏(國學院大學教授)
1950 年東京生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業/京都大学大学院農学部農学研究科修了。農学博士。環境容量(環境資源利用容量:エコスペース)と持続可能な生産消費パターンの研究、世界の農業食料問題とグローバリゼーション、環境保全型有機農業、エコロジー運動、協同組合運動、NGO・NPO 論などについて研究している。
・小口広太氏(日本農業経営大学校専任講師)
恵泉女学園大学非常勤講師。1983 年生まれ。2006 年に明治学院大学国際学部卒業、2013 年に明治大学大学院農学研究科博士課程を単位取得退学し、同年4 月より現職。専攻は地域社会学、有機農業研究、社会園芸学。研究・教育の傍ら、長野県塩尻市の実家との往復生活を送り、水稲、アスパラ、少量多品目の有機野菜を生産している。
講師コーディネート:西村ユタカ(農力向上委員会)
【内容】
*18:30〜
『食と環境〜生物多様性と食・農の微妙な関係』古沢広祐氏(國學院大學教授)
*19:00〜
『持続可能な“食と農”の関係性づくり』小口広太氏(日本農業経営大学校専任講師)
*19:30〜質疑応答/論点整理
※なおアグロエコロジーについて詳細を知りたい方は、2月11日(水・祝)に明治学院大学白金キャンパス
で開催される「第1回日本アグロエコロジー会議」にもご参加ください。
【企画】アースデイ東京2015実行委員会
【運営】任意団体 アースデイ大学
お問い合わせ先
●分科会・勉強会に関するお問い合わせ
任意団体 アースデイ大学(分科会運営担当) earthday.u@gmail.com
●実行委員会に関するお問い合わせ
アースデイ東京事務局 office@earthday-tokyo.org