知る・学ぶ

1/30(金) 勉強会「エネルギー」 #1

アースデイ東京2015オフィシャル勉強会開催

アースデイ東京2015実行委員会では、今年のイベントの3テーマについて知識を深めるための勉強会を順次開催していきます。

今回は、担当講師に豊崎博光さん、満田夏花さんをお迎えして、「エネルギー」第1回を開催します。


■□「エネルギー」第1回 双子の核とヒバクの歴史 □■

「核兵器から原発へ〜双子の核とヒバク」
核兵器と原発-双子の核と言われるこの二つは、その生い立ちから深く結びついています。第二次世界大戦後の核軍拡競争の最中に、核の平和利用として生まれた原発は、ヒバクなどの危険性を十分に知らされないまま、日本や世界各国へと広がっていきました。そして、世界各地での核実験、スリーマイル島やチェルノブイリの原発事故、核兵器や原発の原料・燃料を算出するウラン鉱山などによって、世界は放射能に汚染され、数え切れないほどのヒバクシャを生み出してきました。

 戦後70周年の今年、この双子の核を中心に戦後のエネルギー問題をルーツからたどり、私たちが使ってきたエネルギーが、どんなヒバクを生み出してきたのかを、フォトジャーナリストの豊崎博光さんに、豊富な写真を交えて語ってもらいます。

「切り捨てられる原発事故被害と再稼動政策」
福島第一原発事故後には、原発事故の再発防止のために、新たに原子力規制委員会が設置され、新規制基準が制定されました。しかし、同委員会は、避難計画や火山のリスクなどに十分な配慮をすることなく、川内原発の再稼働に向けた手続きを進めるなど、そのあり方に疑問が投げかけられています。

また、福島では甲状腺がんの子どもたちが100人以上見つかっています。にもかかわらず、国は実質的な被ばく低減策や健診を進めるどころか、住民の意に反した帰還促進を進めています。FoE Japanなどの市民グループは、こうした政策に異議を申し立て、基本的人権として、被ばくを避ける権利を主張しています。福島第一原発事故後のこうした課題を、FoE Japan の満田夏花さんに解説してもらいます。

【日時】1月30日(金)18時00分~20時30分
【会場】地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
    JR山手線 渋谷駅 徒歩10分/東京メトロ銀座線 表参道駅 B2出口 7分

【資料代】500円
【参加対象】実行委員のほか、「エネルギー」に関心をお持ちの方ならどなたでも

【参加申込】
◆申込はコチラから◆ (定員60名程度、先着順)

 
【講師】(50音順、敬称略)
・豊崎博光(とよさき ひろみつ)
1948年神奈川県生まれ。フォトジャーナリスト。アメリカの核実験の被害を受けたマーシャル諸島の人々の取材をきっかけに、アメリカ、太平洋の島々、オーストラリア、カナダ、旧ソ連、ドイツなどのウラン鉱石の採掘と精錬、原発運転と原発事故、核実験、核廃棄物処理などによるヒバクシャを取材。95年、第一回平和・協同ジャーナリスト基金賞を「アトミック・エイジ」(築地書館)で受賞。≪著書≫「核よ驕るなかれ」(講談者)、「グッドバイ・ロンゲラップ」(築地書館)など。

・満田夏花(みつだ かんな)
国際環境NGO FoE Japan理事、原子力市民委員会座長代理。20mSv基準撤回や避難の権利確立のための運動、脱原発の実現に向けた各種活動に従事。共著に『福島と生きる: 国際NGOと市民運動の新たな挑戦』(2012年、新評論)、『「原発事故子ども・被災者支援法」と「避難の権利」』(2014年、合同出版)、『福島への帰還を進める日本政府の4つの誤り』(2014年、旬報社)。

講師コーディネート:安在尚人(世界ヒバクシャ展)

【企画】アースデイ東京2015実行委員会
【運営】任意団体 アースデイ大学


お問い合わせ先
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任意団体 アースデイ大学(分科会運営担当) earthday.u@gmail.com

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アースデイ東京事務局 office@earthday-tokyo.org