氷雪が雨水となり、大地が潤い始める時。
海と山を「つなぐ」場を再発見!「干潟・湿地 X おむすび」
—早春の「息吹」を手で感じとろう—
春の東風の勢いがます頃、氷雪がとけ雨水となり、大地が潤い始めます。海と山を「つなぐ」場では、海藻も旬を迎え、草木も芽吹き始めます。この時期は、早緑月(さみどりつき)とも言います。今回は、早春の「息吹」を手で感じとることを目的に、江戸前流の海苔付けで海苔を作り、「おむすび」を結び食べます。
日本は、四方を海が囲み、深い山々が連なることから、海と山の幸豊かな食文化をもっています。「干潟・湿地」とは、水と大地という異なる自然環境を「つなぐ」場でもあり、多様な生命を育む場でもあります。
古代から変わらぬ代表的な日本食は、海の苔と書くノリ[海苔]と、コメ[米]です。日本最古の地誌(713年編纂)の一つ『常陸国風土記』信太郡条では、ヤマトタケルが降り立った乗浜(のりはま)で、人々が海苔を干している様子を記しています。その後、ノリとコメは、自然と人、人と人を「つなぐ」食べ物へと発展していきました。
江戸前流の海苔付けと「おむすび」を結びながら、早春の「息吹」を手で感じとりませんか?
■予定プログラム
第1部)海苔ワークショップ ~東京湾の海苔の歴史を学ぶ/海苔付け体験~
講師:小山 文大さん(海苔のふるさと会 理事)
第2部)おむすびワークショップ~おむすび結び+海苔で巻く(皆さんでおむすびを味わいます)~
講師:坂本 啓介さん(日本おにぎり協会 代表)
【日時】2015年2月15日(日)10時~15時終了予定(受付開始9時30分)
【会場】大森 海苔のふるさと館(東京都太田区平和の森公園2−2)
【参加費】1,500円(材料費込み)
【詳細・お申込み】アースデイ大学ホームページ
主催 アースデイ大学/NPO法人海苔のふるさと会
協力団体 大森 海苔のふるさと館/カドマン企画/日本おにぎり協会/NPO法人ポラン広場東京