秋分から秋の色を身に纏う「万葉集」×「草木染め」
—「野草」を通して日本の秋の色を見つめ直そう—
http://earthday-u.jp/gallery.html
日本では、秋に吹く風を「色無き風」とも呼びます。秋の透き通るような風は、秋分を境にして、草木の彩りをさらに深めていきます。このタイミングをキャッチして、「野草」をテーマに、日本古来からの文化である「万葉集」と「草木染め」を通して、日本の秋の色を見つめなおしていく講座を開催します。
「万葉集」は、高貴な人から庶民まで、様々な立場の人たちの想い集めた、約4500首にものぼるわが国最古の歌集です。その中から、植物にターゲットを絞り、在来植物のある風景に想いを馳せながら、自然に寄り添った目線で、材料となる草を刈ります。
「草木染め」は、古来より太陽、月、星のめぐりで育つ植物から色を抽出して、衣類などを染める技法です。今回は、その瞬間の色との出会いを楽しみに、着物の帯揚げ兼スカーフを染めていきます。
自然に寄り添った眼差しをもって、自分で染めた帯揚げをきっかけに、着物という伝統を身に纏ってみませんか?
<ゲスト講師>
八木 雄二さん
哲学者・文学博士
慶應義塾大学大学院哲学専攻博士課程修了。専門は西欧中世哲学ドゥンス・スコトゥス。『天使はなぜ堕落するのか』『生態系存在論序説』『鳥のうた』などの著作がある。学生時代から現在の東京港野鳥公園でボランティア活動をつづけ(NPO法人東京港グリーンボランティア代表)自然保全についても関心が高い。
子安 多江子さん
染織家
CACA現代アート書作家協会所属。個展、グループ展、海外展など多数開催。佐倉ゆうゆうの里手織り講師、渋谷区はぁとぴあ原宿(手織り講師2013年退職)を経て、現在、青梅の友愛学園成人部にてポランティアで活動中。今年8月、スウェーデンのヘルシングボリにて「 Sumi Painting x 紙すき」のコラボ個展を開催した。
開催日時 | 2014年9月21日(日) 10時30分〜15時30分終了予定(受付開始10時) |
会場 | 東京都立 東京港野鳥公園(東京都大田区東海3−1)※東京モノレール「流通センター駅」下車、徒歩15分※都営バス:JR品川駅東口から「大田市場・大田市場北門行き」で『大田市場北門』下車、徒歩5分
※京浜急行バス:JR大森駅東口・京急平和島駅から、京浜島循環、昭和島循環、城南島循環、京浜島・昭和島循環で『野鳥公園』又は『東京港野鳥公園』下車、徒歩5分 |
参加費 | 3,000円(材料費込み) ※別途入園料300円が必要(注)参加費用の支払い方法は「受講方法」をご参照下さい |
予定プログラム | 第1部)『万葉集』を通して在来植物を知る講座+草刈り体験講師:八木雄二さん(哲学者・文学博士)第2部)草木染め体験(着物の帯揚げをつくります)
講師:子安多江子さん(染織家) |
定員 | 20名(先着順) |
持ち物 | 昼食 ※会場には売店がありませんキッチン用の厚手のゴム手袋、エプロン、汚れてもいい服装 |
主催 | アースデイ大学 |
協力団体 | 東京港野鳥公園/NPO法人東京港グリーンボランティア/BLUE BIRD |
※募集はこちら(受講方法)から